協議離婚の5つのQ&A
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初めまして行政書士の辻雅清と申します。
2010年に開業以来、下記業務について力を入れております。
・離婚協議書作成(全国対応)
・離婚公正証書の代理作成(全国対応)
今回は協議離婚の5つのQ&Aをお伝えします。
現在、協議離婚を考えている方にとって参考になる情報をお伝えします。
【目次】
Q1協議離婚とはどのような制度ですか?
Q2協議離婚の成立条件は?
Q3相手が離婚を拒否している場合はどうなりますか?
Q4養育費の協議はしなくてもいいですか?
Q5今すぐに離婚したい場合はどうなりますか?
○ 離婚チェックシートの回答から始めませんか?
当事務所では無料相談を実施しております。
時間無制限で依頼を求めるような行為はしないのでお気軽にご利用下さい。
Q1協議離婚とはどのような制度ですか?
協議離婚は夫婦間の話し合いで解決を目指すものです。
また第三者の影響も受けずに夫婦間の意思で結論を出すことができます。
例1)養育費は毎月4万円を大学卒業まで支払う。
例2)面会交流は月1回実施する。夏休みは追加で実施できる。
なお、第三者にはご両親など親族も含まれます。
極端な話ですがご両親が離婚に反対しても無視することはできます。
Q2協議離婚の成立条件は?
夫婦双方に離婚の意思があることと、
未成年の子どもがいる場合は親権者を決めることです。
離婚後も子どもと一緒に生活を送り世話をする親を親権者と言います。
この2点をクリアした上で離婚届を提出すれば協議離婚は成立します。
つまり協議離婚の成立条件は3つだけと言えます。
Q3相手が離婚を拒否している場合はどうなりますか?
配偶者に離婚の意思がない(拒否)場合は、
Q2の成立条件をクリアできません。つまり調停離婚を検討します。
家庭裁判所に申立をして離婚成立を目指すことを調停離婚と言います。
調停離婚の詳細は弁護士さんへの相談をお勧めします。
なお、裁判所に行くことに抵抗感がある場合、
弁護士さんに依頼をして代理交渉をしてもらうという手もあります。
報酬支払が必要となりますが、代理人として動いてくれるので肉体的・精神的な負担は減ります。
Q4養育費の協議はしなくてもいいですか?
養育費は子どもの将来に役立つお金なので協議はするべきですが、
Q2の成立条件に含まれていないので協議をしなくても離婚届は受理されます。
ちなみに養育費以外の離婚条件となる面会交流、慰謝料、財産分与などの協議も任意です。
なお、養育費は子どものためのお金なので、離婚後に協議をすることはできます。
Q5今すぐに離婚したい場合はどうなりますか?
離婚の経緯や原因によっては離婚成立を急ぐこともあります。
協議離婚の成立条件は3つしかないので(Q2参照)、
配偶者に離婚の意思があればすぐに離婚届を提出することも可能です。
極端な話、離婚を切り出した翌日に成立させることも可能です。
ただ個人的には急いで(慌てて)離婚を成立させることはお勧めできません。
なぜなら離婚後に後悔したりトラブル率が上がる可能性があるためです。
例)元夫が希望した養育費を受入れたので大学進学時に学費の捻出に困る。
このように協議離婚は手続き上は簡単に見えますが、
離婚後に後悔しないためにも過程(離婚条件の協議)を大切にしてほしいです。
【関連記事】
◇ 離婚Q&A(子の親権について)
◇ 離婚Q&A(子の養育費について)
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離婚チェックシートの回答から始めませんか?
離婚協議書や離婚公正証書作成のご依頼を頂いた場合、
これまでの経験を反映した離婚チェックシートの送付から始めます。
(注 離婚チェックシートだけの販売は行っておりません。)
当事務所オリジナルの離婚チェックシートは、
都度バージョンアップを行い、現在は第14版となっています。
離婚チェックシートとは
1.計13ページ63項目を掲載
2.協議離婚に必要な情報を全て網羅
3.わかりやすいように○×回答形式で掲載
(注)一部手書きでの回答項目もあります。
主に養育費・面会交流、財産分与・慰謝料・年金分割の情報を掲載。
20代~40代のご依頼者様が多いので、養育費と面会交流の項目が多いです。
なお、3年位前からは世代を問わずご依頼を頂いております。
世代に応じてテーマになる離婚条件(退職金など)は異なりますが全て対応できます。
具体的には以下のように掲載されています。
例「養育費の分割払いの終期は?(選択肢はA~E)」
例「定期面会交流の方向性はどうしますか?(選択肢は3つ)」
例「預貯金の財産分与はどの書き方をしますか?(選択肢は3つ)」
このように離婚公正証書などの作成に必要な情報を掲載しているので、
夫婦(自分)で離婚情報を集める時間は不要となり、効率良く話し合いができます。
なお、弁護士法の規定により、相手方との交渉はお引受できません。
補足として+aの条件も多数掲載しており、○と回答した項目が多い場合、
養育費と面会交流の条件だけでもそれぞれ10個以上になるご依頼者様もいます。
+aの条件とは養育費と面会交流の項目に多く、
これらを検討することで、離婚後のトラブル防止や後悔しないことに繋がります。
こういう訳でご依頼者様からは大変好評を頂いております。
詳細は離婚チェックシートとはをご覧下さい。
【離婚Q&A 2023/09/20】