養育費のトラブル(面会交流)
今回は養育費のトラブル(面会交流編)を具体例を用いて説明します。
(過去の記事、「口約束編」、「未払い編」、「手渡し編」もご覧下さい。)
【面会交流の対応について】
「養育費は要らないから会わせない。」
「養育費を払ってくれないから会わせない。」
離婚協議の場面や離婚後の状況によっては、面会交流について、
このように養育費とリンクさせた対応を取るケースが多いですが、
養育費と面会交流は別々に考えるものなので、リンクさせるのは間違いです。
面会交流はお子様の成長に欠かせない機会という視点を持つことが大切です。
ちなみに離婚公正証書や離婚協議書を作る場合、
このような合意は無効と判断され、記載することは出来ないのでご注意下さい。
例「不倫した旦那に子供を会わせたくない。」
たしかに離婚原因によっては、このように考えることも理解出来ますが、
お子様にとって良い父親だった場合は、お子様の気持ちを最優先に考えて下さい。
例「養育費を払わないから、制裁として会わせたくない。」
養育費を払わない場合、このように考えることも理解出来ますが、
先ずは冷静に「何故払えないのか?」という理由を確認してから判断して下さい。
ちなみに財産分与や慰謝料ともリンクはしないのでご注意下さい。
これまで面会交流は大切だとお伝えしましたが、絶対ではなく、
離婚原因が暴力などの場合は、お子様の安全を最優先に考えることが大切です。
2016-11-23に公開したコラムですが、
一部修正を行い、に再度公開しました。
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