協議離婚とは(特徴)

先ずは協議離婚の特徴から把握して下さい。
(スマートフォンでご覧の場合は、横回転にすると読みやすくなります。)

協議離婚のご相談はお任せ下さい

【目次】

● 協議離婚とは(特徴)
● 協議離婚の進め方と話し合う内容
● 離婚情報を集めるのが不安な方へ
● 協議離婚のメリットとデメリット
● 離婚届と離婚後の手続きについて

離婚には主に協議・調停・審判・裁判と4つの方法があり、
どの方法を選択するかは、ご夫婦の状況や考えで変わってきます。

妻「離婚したいと考えている。」
夫「わかった。子供のことを話し合おう。」

4つの方法の内、協議離婚はその名前の通り、
夫婦間の話し合い(協議)で解決(離婚)を目指すものとなります。
(※ 残り3つの方法は全て裁判所が関与する離婚になります。)

ちなみに心情的(気持ち)な問題はありますが、
協議離婚を成立させるために、ご両親への相談や許可は必要ありません。
(※ 離婚届の証人は両親ではなく、第3者でも問題ありません。)

【協議離婚の成立条件】

① 夫と妻が離婚を希望する
② 未成年の子がいる場合は親権者の決定
③ 離婚届の提出

協議離婚は①~③の条件を満たせば成立するので、
極端な話、離婚の話をした翌日に③離婚届を提出することも可能です。
(※ 役所で離婚届をもらえるので、費用はかかりません。)

夫「もう別れよう。」
妻「お互いのためにもそれがいいね。」

先ず協議離婚は話し合いで進める離婚なので、
①双方に離婚の意思がなければ、成立させることは出来ません。

次に離婚届には親権者の記入欄があるので、
離婚後、どちらが子供を育てるのかについて決めないといけません。
(注 離婚届の親権者欄が未記載だと受理されません。)

最後に本籍地の役所に離婚届を提出すれば、協議離婚は成立となります。
(注 本籍地以外の役所に提出する場合は、別途戸籍謄本が必要です。)

ちなみに協議離婚の成立条件には、離婚条件の合意が含まれないので、
仮にこれらの話し合いをしていなかったとしても、離婚届は受理されます。
(例 養育費・面会交流・慰謝料・財産分与・年金分割等。)

青色の仕切り線

協議離婚の進め方と話し合うこと

先ずはスタート~ゴールまでの進め方を知って、
冷静な話し合いが出来る環境を作ることから始めて下さい。

協議離婚の進め方と協議内容

【一般的な協議離婚の進め方】

① 夫と妻が離婚を希望する
② 離婚条件の話し合い&合意
③ 離婚届の提出

先ず協議離婚はお互いに離婚の意思が必要なので、
一方が拒否している場合は、別の選択肢を考える必要があります。
(例 協議離婚を諦めるか、家庭裁判所に調停離婚の申立をする。)

協議離婚の進め方としては①~③の手順となり、
②離婚条件の話し合い&合意に苦労されるご夫婦が多いです。
(例 養育費や慰謝料の支払額で揉めている等。)

【協議離婚で話し合う内容】

◇ 親権者  → どちらが子供を育てる?
◇ 養育費  → 支払額・支払日・支払期間等
◇ 面会交流 → 頻度・日時・交流の方法等
◇ 慰謝料  → 支払額・一括又は分割払い?
◇ 財産分与 → 不動産・預貯金・電化製品等
◇ 年金分割 → 合意分割又は3号分割?

協議離婚では主にこれらについて話し合うことになりますが、
ご夫婦によって協議内容は異なるので、必要な情報を集めることから始めて下さい。
(例 離婚原因が相手の不倫だから、慰謝料の相場情報を集めよう。)

具体的な協議内容についてはこちらのページにある文例を参考にして下さい。

夫「養育費は1万円にして欲しい。」
妻「せめて3万円じゃないと厳しい。」

必要な情報を整理した後、協議離婚の話し合いを始めますが、
このように双方がぶつかるケースが多いので、諦めずに協議を続けることが大切です。

それでも協議が難航した場合は、第3者(両親や兄弟)の同席を考えて下さい。
第3者がいることで、感情的にならずに冷静な協議を行える可能性が高まります。

最後に離婚条件の合意が出来たら、③離婚届を提出して協議離婚の成立となります。

青色の仕切り線

離婚情報を集めるのが不安な方へ

正しい離婚情報を集めることが出来れば、
協議期間を短縮出来、離婚届の提出時期を早めることに繋がります。

正しい離婚情報を集めて下さい

協議離婚は夫婦間の話し合いをベースに進めるので、
正しい情報を集めて、それに基づいて協議することが大切です。

間違った情報をもとに進めると、離婚後のトラブルに繋がります。

【離婚情報の集め方】

◇ インターネット
◇ 離婚に関する書籍
◇ 離婚経験者
◇ 弁護士
◇ 行政書士

離婚情報は様々な媒体から集めることが出来るので、
メリットとデメリットを知った上で、自分に合う方法を見つけて下さい。
(例 インターネットでイメージを掴んで、細かい点は専門家に相談する。)

それぞれの媒体の詳細についてはこちらのページに掲載しています。

ちなみに当事務所には協議離婚の合意をした後に
離婚協議書(公正証書)の作成を考えているご夫婦からのご相談が多いです。
(離婚協議書についてはこちら、離婚公正証書についてはこちらをご覧下さい。)

【当事務所の離婚情報チェックシート】

◇ 計13ページ63項目を掲載
◇ 協議離婚に必要な情報を全て網羅
◇ チェックシートに回答後、離婚協議書(公正証書)を作成

当事務所に離婚協議書(公正証書)作成のご依頼を頂いた場合、
これまでの経験を全て反映した離婚チェックシートをお渡ししています。
(※ 基本的に○×でご記入頂く項目が多いです。)

例「養育費の終期は?(選択肢は5つ)」
例「学費負担の合意はしますか?(方法は3つ)」

このように離婚協議書(公正証書)作成に必要な情報を掲載しているので、
離婚情報を集める時間が不要となり、離婚届の提出時期を早めることが出来ます。
(注 チェックシートだけの販売は行っておりません。)

青色の仕切り線

協議離婚のメリットとデメリット

協議離婚を選択するご夫婦が多いですが、
デメリットを知った上で、話し合いを進めて下さい。

協議離婚のメリットとデメリット

【協議離婚のメリット】

◇ 調停離婚等に比べて手続きが簡単
◇ 離婚条件を自由に決定出来る

協議離婚は夫婦間の話し合いで結論を出すので、
第3者の関与を受けずに、2人だけで協議を進めることが出来ます。

夫「離婚しよう。」
妻「分かりました。明日離婚届出しましょう。」

極端な話、双方が離婚することに合意すれば、
このように離婚を切り出した翌日に成立させることも可能です。

一方、調停離婚等は家庭裁判所の関与を受けるので、
離婚成立までの期間や手続き面については、協議離婚の方が簡単と言えます。

妻「養育費は毎月5万円欲しい。」
妻「慰謝料は一括で50万円欲しい。」

そして夫婦間の話し合いには離婚条件が含まれるので、
このように具体的な支払額や支払方法についても自由に決定出来ます。
(注 自由だと言っても、非現実的な支払額での合意は未払いへと繋がります。)

こういう訳で離婚するご夫婦の約9割が、自由度の高い協議離婚を選択しています。

【協議離婚のデメリット】

◇ 離婚条件の合意をせずに離婚する
◇ 情報不足の状態で話し合いをしている
◇ 押しの強い相手に言いくるめられる

離婚時の状況や原因によっては、離婚条件の合意をせずに
離婚届を提出して、後々トラブルに発展して後悔される方が多いです。

妻「保育園の関係で早く離婚したい。」
夫「分かった。養育費は離婚後に話し合おう。」

このように離婚を急いで話し合いを先延ばしにするケースでは、
相手が音信不通になったり、協議に応じないというリスクがあるのでご注意下さい。

次に協議離婚に必要な情報は自分で集めることになるので、
その情報に誤り(不足)があると、離婚後のトラブルに発展する可能性があります。

妻「財産分与したエアコン欲しい。」
夫「高いものだし、今更言われても困る。」

離婚後、一方からこのような主張をされた場合、
1度決定したことを決め直すという再協議が必要になります。

これは合意した条件を書面(離婚協議書又は公正証書)に残して、
その中に「清算条項」という約束を入れておけば防げるものです。
(清算条項についての詳細はこちらのページの第8条をご覧下さい。)

最後に協議離婚は夫婦間の話し合いで進めるので、
一方が押しの強い性格だと、公平な合意が出来ないリスクがあります。

このケースでは離婚協議の時に両親に協力してもらうとか、
弁護士に依頼をして代理人として相手に交渉してもらうという方法があります。

青色の仕切り線

離婚届と離婚後の手続きについて

離婚届を提出しても終わりではありません。
離婚した後にしか出来ない手続きもあるのでご注意下さい。

離婚届と離婚後の手続きについて

離婚届はお住まいの地域の役所でもらうことが出来、
双方が必要事項を記入して、本籍地の役所に提出すれば成立します。
(注 本籍地以外の役所に提出する場合は、別途戸籍謄本が必要です。)

【離婚届Q&A】

①「養育費のチェック欄はどういう意味ですか?」
②「面会交流のチェック欄はどういう意味ですか?」

離婚届の右下付近に①と②のチェック欄がありますが、
これには法的拘束力がなく、子供に対する意識を促すためのものです。

仮に「決めていない」を選んでも、役所から指導を受けるものではありません。

離婚届が受理されると法律上は協議離婚の終了となり、
親子関係に変更はありませんが、相手とは夫婦から他人へと変わります。

【離婚後の手続き(一例)】

◇ 各種名義変更
◇ 子の氏の変更許可申立
◇ 子の入籍手続き

先ず離婚に伴って氏や戸籍の変更が起きることから、
運転免許証やパスポート等の名義変更の手続きが必要になります。

手続きリストを置いている役所もあるので、窓口でご確認下さい。

子供の氏と戸籍の手続きについてはこちらのページに掲載しています。

協議離婚が成立した後にしか出来ない手続きもあるので、
これらの手続きが終わった時点で、本当の意味での協議離婚の終了と言えます。