動産の財産分与はどこまで話し合うべきか

離婚問題はお任せ下さい

動産=家具や家電となるので、正直な話
どこまで話し合ったらいいのかという、線引きのご質問を多数頂きます。

そういう訳で今回は具体的な例として、
あるご夫婦(田中家)の結論(分配)を見て参考にして頂ければと思います。

【財産目録(リスト)】

① テレビ
② エアコン
③ パソコン
④ 空気清浄機
⑤ 掃除機
⑥ 電子レンジ
⑦ トースター
⑧ 以降・・・・⑳まで

動産の財産分与では、誰が何を貰うかという協議になるので、
メモ用紙などを利用して、簡単な財産目録を作ることから始めて下さい。

田中家の財産目録には①~⑳まで書かれていましたが、
実際に協議で合意したのは7品(①~③が妻・④~⑦が夫)だけとなりました。

本来、20品目全てについて協議すべきですが、
↓のように感じ、高価なモノ(①~⑦)だけに絞るという結論を出しました。
(※ ⑧以降は欲しい人が貰うという簡単な合意となります。)

夫妻「正直、⑧以降まで決めるのは面倒だな・・・」

動産の財産分与の協議は、離婚後のトラブル防止に役立つので、
高価なモノという基準で協議を行うことは、良い線引きの基準だと言えます。
(※ 結論を離婚協議書(公正証書)に残すことでトラブルを防止出来ます。)

例えば、離婚した後に元夫から①テレビを欲しいと言われた場合、
「いまさら?」という負の感情が出て、トラブルに発展する可能性があります。

一方、⑧以降を要求された場合は、①のような負の感情を抱く可能性は低いです。
(例 正直⑧以降の動産はどうでもいいから、欲しいと言われたら渡してもいい。)

こういう訳でモノに対する価値は人それぞれですが、
財産分与の協議で高価なモノという、線引きの基準を参考にして下さい。

ちなみに当事務所のご依頼者様の場合、動産の財産分与では、
高価なモノに加えて、思い入れのあるモノも線引きの基準として考えています。

離婚公正証書、又は離婚協議書作成のご依頼を頂いた場合は、
動産の財産分与の協議方法などを記した離婚チェックシートの送付から始めています。
全13ページで63個の条件(動産の協議方法は3つあります)を記載しています。

離婚チェックシートがあれば動産の財産分与に関する情報収集は不要です。
つまりこのページ(動産の財産分与の協議方法)や他のページを読む必要はないです。

詳細は離婚チェックシートとはをご覧下さい。

2017-02-08に公開したコラムですが、
一部修正を行い、に再度公開しました。

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